西日本学生スポーツ射撃選手権大会 兼 関西学生スポーツ射撃選手権大会にて予選7位でファイナル出場、BPファイナル6位という素晴らしい結果を残してくれました外山選手にインタビューさせていただきました!!(今回は、後日にインタビューさせていただきました。)
春関 BPファイナリスト 外山 凌 選手
森本)「えー、では改めまして、今大会、BP(ビームピストル)のファイナリストおめでとうございます。」
外山選手)「ありがとうございます。」
森本)「まずはファイナル進出おめでとうございます。それでは早速ですが、当時の心境を聞かせていただけますか?」
外山選手)「そうですね、まず『ファイナルに出られるんや』っていう驚きが大きかったです。目標にしていた舞台だったので、素直にすごく嬉しかったですね。」
森本)「緊張とかはされましたか?」
外山選手)「めちゃくちゃ緊張しました(笑)。他の選手がみんなすごく上手な方ばかりだったので。でもまあ、ここで固くなりすぎずに、自分のできることを精一杯やってやろうっていう気持ちで臨めたと思います。そこまでビクビクせずに打てたんじゃないかなと。」
森本)「なるほど。実は僕、当日後ろの方で見てたんですが、隣の選手と結構お話されてましたよね?」
外山選手)「ああ、そうですね。受付のタイミングで話す機会があって、そのまま同志社大学の選手と話してました。『いやあ、お互い緊張しますね〜』なんて談笑しながら、少しでも緊張を和らげる感じでした。」
森本)「それでリラックスできましたか?」
外山選手)「はい、だいぶリラックスできました。」
森本)「ファイナルでは結果として6位でしたが、その結果についてはどう感じていますか?」
外山選手)「そうですね、ある程度満足しています。というのも、上位4人は全員スポーツ推薦で、本当に異次元のレベルの選手たちだったので…。自分としては5位を目指して全力で挑んだんですが、隣の選手にはあと一歩及ばず。でも、自分のできる限りのことは出し尽くしたので、よかったんじゃないかなって思ってます。」
森本)「実際、射撃を始めたのはいつからなんですか?」
外山選手)「射撃自体は、大学に入ってから始めました。それまでは全く触れてこなかったです。」
森本)「入学前は特にスポーツ経験はなかったんですか?」
外山選手)「高校では少しだけ卓球をしてたんですけど、それ以外は特にスポーツはしてなかったですね。バスケや野球とかも全然。」
森本)「なるほど。では、射撃部に入部されたきっかけは?」
外山選手)「ちょっといろいろあって、高校を途中で辞めたんです。そのとき卓球もやめてしまって、3年間を振り返ったときに『俺、これ頑張った!』って言えることがなかったなと思って…。それで、大学に入ったら何かやり切ったと言えることをしたいと思って、部活に入ろうと決めたんです。」
外山選手)「でも正直、サッカーとか野球、卓球って競技人口が多いじゃないですか。経験者も多いし、今さら入っても活躍できるか怪しいなって。で、体格差とか経験年数に左右されにくくて、大学からでも頑張れそうな競技って何かなと思ったときに『射撃部ってあるやん!』って気づいて。それで射撃部に入ることにしました。」
森本)「実際に入ってみて、どうでしたか?」
外山選手)「入ってよかったなって思ってます。もし1年生の4月に戻れるとしても、もう一回射撃部に入りますね。全然後悔してません。もちろん、きついこともいっぱいあるし、しんどいなって思う時もうまくいかない時もあるんですけど、それを帳消しにできるくらいの達成感と楽しさが、射撃にはあると思ってます。」
森本)「それでは続いての質問です。もう入部してから1年ぐらいになると思うんですが、これまでの中で印象に残っている思い出はありますか?」
外山選手)「そうですね……いろいろありましたけど、やっぱり合宿とか、そういうイベントは楽しかったですね。あと、クラブの卒業式が一番思い出深いかもしれません。」
森本)「クラブの卒業式ですか?」
外山選手)「はい。当日はかなりワチャワチャしてたんですけど、監督とか部長さんが来られてからはピシッとした雰囲気になって。でもそれまでは、みんなでわいわい喋ってて、楽しい時間でした。」
森本)「一番思い出に残ってる先輩はいますか?」
外山選手)「それはもう、松本先輩ですね。」
森本)「何か特別なエピソードがあるんですか?」
外山選手)「はい。僕、エアピストルを始めたくて引っ越しすることになったんですけど、そのとき引っ越し費用を抑えるために、松本先輩と2人で朝から晩まで荷物を運んだんです。いろんな話も聞けたし、その後もしばらく同じ家に住んでて、僕が2階、松本先輩が1階に住んでたんです。」
外山選手)「引っ越すときに『これ捨てるからあげるわ』って調味料もらったり、Wi-Fi繋がらなかった数日は先輩の家のルーターから電波もらったりして、ちょっとした同居みたいな感じでした。本当に寂しくなりましたね。やっぱり一番思い出に残ってる先輩です。」
森本)「4回生の方って、なかなか会う機会も少ないですよね。」
外山選手)「そうですね。でも、その中でも松本先輩との関わりは特別でした。」
森本)「他にも印象に残ってることはありますか?」
外山選手)「夏合宿のときのことですね。僕はビームピストルの練習をしてたんですけど、気分転換にスモールボアライフルを見に行ったときに、後ろから松本先輩が来て、『どう? 見てて』って声かけてくれて。『どこを改善したらいいと思う?』って、技術指導もしてくれたんです。僕以外の人にもよく教えてたみたいで、そういう面でも尊敬してます。」
森本)「では少し話題を変えて、今後の目標について教えてください。」
外山選手)「はい。今回、初めてファイナルに出場できましたが、これで満足せずに、毎回出られるように頑張っていきたいです。それが今のBP(ビームピストル)での目標ですね。」
外山選手)「それから、AP(エアピストル)にも挑戦する予定なので、そっちでもうまい人たちと切磋琢磨しながら、ファイナルを目指したいと思っています。」
森本)「エアピストルはいつ頃から競技として始められそうですか?」
外山選手)「今ちょうど手続き中で、7月中旬くらいから始められるかなと思っています。夏休み前くらいにはいけそうです。」
森本)「じゃあ、秋の関西大会にはエアピストルでの出場も?」
外山選手)「そうですね、出られたら出たいですね。未経験でも挑戦できる環境はあるので、できることを頑張って、試合に出られるようにしたいです。」
森本)「練習の様子を見てても、ほんとによく頑張ってますよね。」
外山選手)「ありがとうございます。最初の頃は本当に何もできなくて、『これ、0点かも…』って思うこともありました。でも、地道に積み重ねてきて、ようやくここまで来られたので、もっと頑張っていきたいです。」
森本)「では最後に、この後の予定は?」
外山選手)「このあと、家に帰るか、北大路のイオンに行くか迷ってるんですけど……今日はマックとかサーティーワンとか、ちょっと食べたい気分なんです(笑)。銀だこもいいですね。」
森本)「僕もお腹がすいてきたかも...(笑)ぜひ、ゆっくりしてきてください!」
外山選手)「はい。食べまくります(笑)」